AY2025

インキュベーション・プログラム
R6-7 1-5「ジャカルタ首都圏の小規模経済活動に対するデジタル化のインパクト: 地域社会の多様性解明に向けたマクロとミクロの融合的研究」(令和6-7年度 AY2025 継続)

本研究では、インドネシアのジャカルタ首都圏において大きな変動の中にある小規模経済活動が生み出す地域的多様性をマクロ・ミクロの融合的な視点から明らかにするものである

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インキュベーション・プログラム
R6-7 1-6「⼈権の時代の東南アジア」(令和6-7年度 AY2025 継続)

本研究は、1970年代から今日を「人権の時代」をみなし、東南アジア現代史を国際人権運動という視点から再考する試みである。冷戦期に起きた東南アジアでの戦争や虐殺は、国際人権運動運動の形成を突き動かす要因であった

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パイロット・スタディ・プログラム
R7 2-1「近世と近代の交錯: ベトナム第一国立公文書館所蔵南定省務本県百穀社において起きた事件に関する報告書の概観」(令和7年度 AY2025)

本研究の対象は、ベトナム第一国立公文書館に所蔵されている南定省務本県旧百穀社(現在のタインロイ(Thành Lợi)およびコックタイン(Cốc Thành)合作社の一部)で発生した事件に関する報告書群である。本研究は、仏領期(1884-1945)に村落で発生した事件を分析することにより、当時の村人の関心事、葛藤、および問題解決の過程を明らかにすることを目的とする

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パイロット・スタディ・プログラム
R7 2-2「ブータン農村の小規模校における『教育の質』改善のための基礎調査」(令和7年度 AY2025)

ブータンは、GNH(国民総幸福)の理念のもと小規模校を普及させてきた歴史を有するが、2010年代に政策は統廃合による規模再編にシフトし、小規模校の課題解決が置き去りになっている

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パイロット・スタディ・プログラム
R7 2-3「在外ブータン人コミュニティに関する越境型地域研究: 脱領域化と再領域化に着目して」(令和7年度 AY2025)

本研究では、オーストラリア及び日本に在住するブータン人を研究対象とし、ブータン社会がいかに脱領域化し、在外ブータン人コミュニティとして再領域化していくのかを検討する。博士論文の執筆を見据えた本パイロット・スタディは、従来の一国主義的な地域研究、特に閉鎖的・固定的に描かれがちなブータン地域像を乗り越える試みである

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パイロット・スタディ・プログラム
R7 2-4「台湾におけるインドネシア移⺠キリスト教コミュニティの成⽴と展開: 派遣元教団に焦点を当てて」(令和7年度 AY2025)

本研究は、台湾でインドネシア移民向けのキリスト教共同体(カトリック教会とメソジスト教会)が設立された背景を解明する。特に宣教師の派遣元である宣教団体に着目し、ジャカルタ・スラバヤ・メダンでの資料収集とインタビュー調査を通じて、宣教師が台湾に派遣されるに至った経緯を明らかにする

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パイロット・スタディ・プログラム
R7 2-5「社会ネットワーク分析法を⽤いたタイ国タリボン島におけるジュゴンの個体間関係の可視化」(令和7年度 AY2025)

本研究は、タイ国タリボン島に生息するジュゴンの個体間関係を可視化・定量化し、空間利用パターンの決定要因を明らかにすることを目的とする。現地の2つの海草藻場でドローンを用いた行動観察を行い、インタラクションの記録・分類および社会ネットワーク分析(SNA法)を実施する

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パイロット・スタディ・プログラム
R7 2-6「北部タイのゾウ飼育施設におけるアジアゾウとヒトの相互行為分析に向けた行動観察調査」(令和7年度 AY2025)

本研究ではタイ北部にあるゾウ飼育施設において、ヒトとの共生の歴史が長いアジアゾウ(以下「ゾウ」)と、ゾウの面倒を見るゾウ使いとの間で見られる発話や身振りなどの行為のやり取り(=相互行為)の分析を目指す

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パイロット・スタディ・プログラム
R7 2-7「“boof ”[ブ](功徳)を積むカトリックたち: 北タイ山地のスゴー・カレン族村における教会政治とコメの寄進に着目して」(令和7年度 AY2025)

本課題は北部タイ山地社会においてカトリックを信仰するスゴー・カレン族の人々を対象として “boof” [ブ] (功徳)、“Maz boof taj ”[マブタ](功徳を積む)という概念を、宗教者(司祭、助祭)と信徒が運営する村レベルの教会政治において、生産、寄進、分配される“bu” [ブ](コメ)が織りなす社会関係に着目することで理解し、コメを媒介として功徳を積むという行為を通じてカトリック・カレンがいかに神と人の関係を築いているのかを明らかにする

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フィールド滞在型プログラム
R7-8 4-1「大陸部東南アジアにおける『死のかたち』: タイ・ラオス・カンボジアの葬送実践の比較研究」(令和7-8年度 AY2025 新規)

本研究は、20世紀初頭から現在に至る社会変化の中で、大陸部東南アジア地域の葬送実践が生み出してきた墓地や火葬場、慰霊の場という「死のかたち」の様態の把握と、その「死のかたち」が再帰的に葬送実践に与える影響を明らかにすることを目的とする

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